こんにちは、セラピータッチ&自然ガイド担当の馬場です。
日が暮れる時間が着実に早くなり、聞こえてくる虫の音と涼しい夜風が肌に触れると呼吸の深まりを感じます。
これから収穫の秋、美味しい食べものが楽しみな季節になりますね。
先日、東京・山梨の県境に位置する湖に行ってきました。
森の中をゆっくり歩いたり、湖畔で寝ころんだり、のんびり休息をとることができました。
辺りは、エメラルドグリーンの湖面がゆらゆらとキラメキ、深い山々と緑の木々のグラデーションに包まれていました。
湖畔には、豊かな自然に加え、美味しい実をつける多種の樹木が植わっていました。
というのも、70年前まで集落があり、動物と人が今よりも近い距離で共生していた場所だからです。
今回確認しただけでも
トチノキ、クルミ、ヤマナシ、カキ、フジ、アブラチャン、コナラ、ミズナラなど
トチノキの実は、トチノ実餅として食べられていますが、そのままだとアクが強くかたいので食料の減る冬場まで森では残っていることが多いようです。
そんな中、森の人気の実といえば、私たちも好きなクルミです。リスなどは大好物で隠し持っておくほど。
その他にもヤマナシの実もなっていました。ヤマナシは、今頃皆さんの食卓にもでてくる幸水や豊水といった梨の原種となる樹木でピンポン球を大きくしたサイズです。
以前試しに食べてみたところ、梨の風味はありましたがかたくて、パサパサして、酸味があり、とても美味しいとは言えませんでした。
品種改良することで、甘くて、みずみずしいあの立派な美味しい梨になるのですね、凄い!
また、食べ物が豊富な環境では、多くの動物たちが暮らしています。
ツキノワグマ、イノシシ、カモシカ、シカ、サル、リス、モグラなど
個人的には、この森でツキノワグマとイノシシ、モグラについては、暮らしている痕跡を確認しました。
カモシカ、シカ、サル、リスには出会ったことがあります。その時の感動は忘れられません!!
当日は、都市部は猛暑でしたが湖畔や森の中はというと、気温、湿度、風、輻射熱のバランスがとれていて、とても涼しく快適に過ごすことができました。
さて地球上は、9月7日に【二十四節気】白露を迎えました。9月7日~9月22日(秋分)迄の期間をいいます。
白露とは、暑さの峠を越え、寒さへと移り行く時期、早朝の草むらの葉の上には玉露が朝もやのなか白く輝く季節を表現しています。
一年を春分からスタートした場合、上半期の終わりである秋分までもう少しのところです。
そして、秋分の日は二分二至(春分秋分・夏至冬至)、一年に4度訪れる太陽系の地球軸と地球生命体の身体軸を重ねる絶好のタイミングになります。
からだを開き、大自然のエネルギーを体内に流すことで身体と精神が繋がりを取り戻します。
自然体には、不必要なものが離れ落ち、代わりに必要なものが身に付くと考えられています。
秋の実りを受け取り、この身を飽きるほどに味わい尽くしたいと思っています。
皆さんにとっても深い気付きの実りが得られますように。馬場