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SATTViCA ブログ

月に帰ったうさぎ kaya

6年前に家族になったうさぎ。
2日前に腫瘍が見つかり、今日息を引き取りました。

臆病で、ケージの外に出ることがなく、食べ物にも慎重で草とペレット以外口にせず、食べ過ぎることもなく、でも5歳を過ぎた頃から野菜や果物を突然食べるようになり、人間を見れば何かもらえると思って訴えてくる、でも外には出ない。爪も切らせてくれない。

 

何か心に傷を抱えているのかもしれないと思いながら、触れすぎずに接してきた。額を撫でられるのは好きで、毎日そっと撫でていた。
もっと身体に触れれば腫瘍に気づけたのにと後悔ばかり浮かぶのは私のエゴで、触れられたくなかったんだから仕方ないと思えればいいけど、今はそう思えない。

 

今思えば、3日前に獣医さんは難しい顔をしていた。
10日後に手術をと予約をして、家でひたすら様子を見ては、こうした方がいいかなああした方がいいかなと気にかけて。
偶然にもレッスンを休みにしてあった今日、私がめったに家にいない日曜日の昼。
夫の休みがキャンセルとなり出勤していなかったので、1人で家にいた。

 

帰宅したら冷たくなっていました、ではなかったことは奇跡に近いと思う。
自宅にいない娘をすぐに呼べたのも日曜だったから、である。

 

命あるものはいつか死ぬ。
ヨガ的に言うならば、不滅のプルシャ以外に、滅びないものはない。

 

頭でわかっていても、俗世に生きる私には、肉体がすべてである。
今はただ悲しいけれども、悲しみ尽くすことにする。

 

ヨガや瞑想が役に立つと思うのはこういう時である。
身体を動かし呼吸を感じながら、何がプルシャだ、肉体がすべてじゃないかと思っている自分を俯瞰する。
自分の気持ちを否定しない。いやなことはいやだと受け入れる。

 

 

ヨガが体操ではなく瞑想であり、生きる叡智であるということを、私自身も何度も転んでは立ち上がりながら伝え続けられたらと、思います。

 

 

大好きなリリィちゃん、ありがとう。生まれ変わってもまた会おう。

 

kaya