「サトヴィカのwebヨガ講座vol.3~まずは日常生活を整え、ポーズを実践しましょう~ 」では、
ポーズ(アサナ)に呼吸法や瞑想法を組み合わせることで、さらなるヨガの効果が期待できます。集中力が高まり、穏やかな精神状態を保つことができます。とお伝えしました。
今回はヨガの「呼吸法」について、お伝えします。
なぜ呼吸が重要?
ヨガとほかの体操やストレッチとの大きな違いは、身体の動きと呼吸を連動させていることです。
ヨガの呼吸は、息を吸うときも吐くときも鼻で行うのが基本です。
呼吸をすることで、身体のエネルギー(=気・プラナ)が流れ、心身ともにリラックス効果が期待できます。
また、呼吸に合わせてゆっくり動くことで安全にポーズを深めることができます。
特にアシュタンガヨガやパワーヨガにおけるウジャイ呼吸は、ケガを予防する意味でも重要です。
ウジャイ呼吸とは?
勝利の呼吸とも呼ばれます。喉を閉じ、呼吸の摩擦音に耳を澄ます胸式呼吸のこと。
サトヴィカのベーシック・アドバンスはこの呼吸法を用いて行います。
ウジャイ呼吸の目的
エネルギーを蓄え、気の流れをコントロールします。
ウジャイ呼吸は、「勝利の呼吸」と言われ、プラナ(気、生命エネルギー)を蓄えたり、気の流れを整える効果があると言われています。
正しく行うことでポーズが安定し、体幹が強化されます。また、喉の奥で響く呼吸音を感じ取り、リラックス効果と集中力も高めてくれます。身体を温める効果があるため、血流UPや内臓の活性化にも役立ちます。
プラナを体内に巡らせるウジャイ呼吸を体得して呼吸の変化を感じやすくなると、「バンダ」を見つけやすくなります。
次回は、「バンダ」についてお伝えします。
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