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PMDD診療の現実、メディアやSNSの発信力への期待

日本ヨガメディカル協会認定ヨガセラピストのkayaです。
自分自身の月経前不快気分障害(PMDD)の体験から、生理現役世代の方たちのための「女性のためのヨガセラピー」を行っています。
マタニティ、産後、更年期、シニアのヨガはさかんに行われるようになりましたが、その間の世代のケアが抜けている…PMSやPMDDは、女性にとって深刻な問題です。
自身の罹患から、後世の女性のためにこのプログラムを産み出しました。

 

他にも、ホルモン周期に合わせたヨガの紹介記事など書いていますので、ご覧いただければ嬉しく思います。

 


 

PMDDは現在、分類上では産婦人科系疾患となっています。

 

PMSとPMDDは似ているものの、PMSは産婦人科系の症状として、PMDDは精神科的症状を中心に診るために、PMDDはこれまでは精神科疾患として扱われてきたそうです。
WHOで産婦人科疾患として正式決定したとは言うものの、現実に起こっているのは…

 

婦人科を受診すると「精神的な症状が強いなら、心療内科を受診してください」

心療内科を受診すると「生理に関することなら、婦人科にも行ってください」

 

このような「たらい回し」に近いことを私自身も体験しました。
医師の中にもPMSやPMDDに詳しい人、そうでない人がいます。

私は消化器系の難病も体験しましたが、最初に行くのは内科でしたが、様々な専門家がいるので、その時もいろいろな検査の結果、「リウマチ・膠原病内科」の専門外来のある病院に行くことになりました。すぐにはわからないのが、難病や知られていない病気の仕方がないところではあります。

 

しかし医師にすら診断ができない場合があるとなると、実際にはPMDDの症状が出ている人が正しい診断をされずに適切な治療を受けられない可能性があります。苦しい状態が続いてしまいます。

 


専門書になりますが、この書籍にも現状や課題が書かれています。
月経前不快気分障害(PMDD)

 

 

同じ先生の著書で、専門書よりもややわかりやすく書かれているのがこちら。
月経の前だけうつ病になってしまう女性たち―PMDD(月経前不快気分障害)を治す

 

メディアの影響などで、私のような「自称・PMDD患者」が受診をする機会が増えれば、診断できる医師も増えるという希望も、記されています。

私は、医師や治療家はもちろん、当事者たちの発信が、どんなに小さな声でも必要な人に届くように願いながらこの記事を書いています。

 

専門外来などもありますので、まずは婦人科か心療内科に行き、治療を受けられるかどうかを確認してみると良いかと思います。

 

 


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