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月経前不快気分障害 PMDDとは?PMSとの違い、発症の原因は?

日本ヨガメディカル協会認定ヨガセラピストのkayaです。
自分自身の月経前不快気分障害(PMDD)の体験から、生理現役世代の方たちのための「女性のためのヨガセラピー」を行っています。
マタニティ、産後、更年期、シニアのヨガはさかんに行われるようになりましたが、その間の世代のケアが抜けている…PMSやPMDDは、女性にとって深刻な問題です。
自身の罹患から、後世の女性のためにこのプログラムを産み出しました。
他にも、ホルモン周期に合わせたヨガの紹介記事など書いていますので、ご覧いただければ嬉しく思います。

 


 

月経前症候群(PMS)と月経前不快気分障害(PMDD)


PMSは、女性が月経周期の一部として経験する、よく知られた症状です。
PMSは多くの女性が感じるストレスや不快感ですが、私自身が診断されたPMDDはさらに深刻で、治療を受けるまで、日常生活に大きな影響を及していました。

 

PMDDでは、月経前に抑うつ感や不安、イライラなどの強い感情の波が現れます。社会生活や人間関係に支障をきたすことがありました。
PMDDの原因ははっきりしていないそうですが、女性ホルモンの変化や遺伝的な要因、ストレス、生活習慣などが関与している可能性があるとのこと。
治療法としては、薬物療法やカウンセリング、ストレス管理、健康的な生活習慣を勧められました。

 

個々の症状に合わせて、適切な治療法を選ぶことが大切です

 


 

PMSとPMDDの違い

PMS(月経前症候群)とPMDD(月経前不快感障害)は、女性の生理周期に関連した症状で、よく混同されることがあります。2024年現在、PMDDというと「PMSね」と言われることがほんとんどです。実際には重要な違いがあります。

 

PMSは比較的軽度から中等度の症状で、多くの女性から聞きます。主な症状にはイライラ感、感情の不安定さ、乳房の腫れ、頭痛などがあります。これらの症状は生理が始まるとなくなります。


PMDDはより深刻な症状を引き起こす可能性があり、主な症状には深刻なうつ状態、不安感、怒り、睡眠障害などがあります。
私が受けた治療は、よく知られた低用量ピルのほか、漢方薬、抗鬱剤による適切な治療でした。

 

PMSとPMDDは、女性に月経がある限り生理的に起こる心と体の問題です。
古代から多くの女性を悩ませてきましたこともわかっていますが、女性の社会での活躍が進む中、ようやく研究が進み始めたところのようです。
適切な治療法が知られはじめ、社会的な認識も高まっていることを私自身も実感しています。

 


 

・PMDDは目に見えない症状が多く、本人も気づきにくいため病気とわかるまでとても苦しい!
・社会生活や人間関係に支障が出る場合はPMDDかも?
・適切な治療を受ける人が増えることで、社会に貢献できる人材が増えると見込まれるはず!

 


 

PMDDの原因はよくわかっていない

私が受けたアドバイスは

・カルシウムやマグネシウム、ビタミンを摂取すること
・ストレスをためないこと
・身体を温めること
・周囲の人に理解してもらうこと

 

これだけ見れば、栄養やストレスが関わっていると予想されますが、実際にはホルモンバランスに影響されること以外はよくわかっていないそうです。

 

女性ホルモンが正常に働いているからこそ、起こる病気となれば「生理は病気ではない」というわけではありません。

もしかして?と思ったら、積極的に婦人科や心療内科・精神科を受診することをお勧めします。

 


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