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立秋の感情と自然セラピー 馬場健一

こんにちは、自然を意識した暮らしを提案するセラピータッチ&自然ガイド担当の馬場です。

先週、日曜の夜(8月2日)に、国際宇宙ステーションきぼうが日本を通過した様子はご覧になりましたか?

 

私は知らずに、日本上空の通過の様子を知人から送られてきた動画で見ることができました。思わずUFOと見間違いしてしまいました(笑)。

 

というのは、撮影時に手が動いて発光体が奇妙な動きで映っていたからです。実際も物体が木星よりも明るく光って見えたそうです。もしかすると、自分以外にもUFOと勘違いされた方がいたかもしれません。

 

さて、地上が8月7日に【二十四節気】「立秋」を迎えました。8月7日~8月22日までの期間をいいます。

 

二十四節気とは、365日を24分割した、自然界の気の巡りの暦です。

 

立春・立夏・立秋・立冬は、四季の始まりを示すタイミングになります。

 

日中は猛暑でも、日暮れにヒグラシのカナカナカナ~という鳴く声を聞くと何ともいえない哀愁を感じます。

 

東洋医学の五行論によると、悲しみの感情は、肺・大腸に宿り、これらの働きは秋に旺盛になると考えられています。

 

まさに立秋は、身体感覚的に秋のはじまりを表現しています。

 

今日の自然を心や身体で感じて生きることは、意識的セルフケアとも言えます。

 

自然を意識して暮らすとは、たんに知識を増やしたり、目標達成の為の取り組みではなく、一日一日を丁寧に感じ、いまを生きることだといえます。

 

具体的な真夏の養生法としては、適度に身体を動かし、汗をかきながら体の中に熱がこもらないように過ごすことが必要になります。

 

そこでオンライン&スタジオでのヨガ!さらには、公園など木陰の道を散歩するのもおすすめです。

 

夏場の木陰は想像以上に涼しく、森のなかで風の通り道を見つけることができると、さらに最高のクーラーを体感できます。

 

先日も午前中のうちに、といってもすでに気温30度に達していましたが(汗)、神奈川県立の森林公園に車で行ってきました。

 

なだらかな木陰の道を選びながらゆっくり散策をしました。

 

小川に沿うようにオニヤンマが飛んでいたり、夏の強い日差しと花の香りが混じり合った匂いを嗅いでいると、ワクワクした小学生の夏休みや辛かった真夏の部活動の記憶が懐かしく思い出されました。

 

ゆっくり1時間ほど歩きました。このくらいだと少し体力が余るくらいなので、次回は、別のルートを歩いてみようかなと思いながら帰ることができます。これが散歩の楽しみを保つコツです。

 

自然のなかを歩いた後は、身体が適度にほぐれて、頭もスッキリする感覚があります。

 

近年、森林医学の実験、研究は進み、自然が及ぼす脳への作用も色々と認められています。

その他にも
・血圧の安定化
・ストレスの軽減
・NK細胞の活性化 など

 

1回に30~40分程度、自然のなかを歩くことで健康効果が期待できるようです。

 

現在私は、自粛生活を経て、だいたい週1日1時間・1ケ月5時間の森林浴を無理なく続けています。

 

毎週が難しく感じるという方には、最低でも月に一度は、一日のんびりできる休日をつくって、自然環境に身を置いて過ごすように提案をしています。

 

自然セラピーに興味のある方は、お会いした時にお気軽にご相談ください。

 

それでは、良い夏休みを~