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感覚を研ぎ澄ませること 加藤香耶

2019/06/03

「経絡体操」の指導者養成課程を受講しています。
この経絡体操の考案者であり、IARPの創立者である本山博先生のもとで経絡体操を指導していた倉谷清美先生、本谷先生亡きあとも精力的にその普及に努められています。
倉谷先生は、その繊細な感性と並みならぬ知性により、私が自分の身体で感じていながら言葉にできなかった数々の感覚を、言語化してくれました。

「この姿勢を取りながら丹田で深く呼吸をすると、仙骨の内側を感じるでしょう?」
「指を閉じてポーズをすると、肺経全体に響くでしょう?」

私がいちいち頷くのを周りの方は不思議そうに見ていました。
「倉谷先生はやはり長年にわたり実践をしているから、身体感覚が超越的なのでは」
そんな声も聞きました。もちろんそれもあるでしょう。なんでも長く続けることは大切です。
しかし、おそらくそれはもともとの性質によるものだろうと、私は直感しました。
なぜなら「経絡敏感人」という言葉を私に教えてくれたのも倉谷先生だったからです。そしてセルフ・セラピー・タッチの馬場先生にも、同じ指摘を受けました。

私も自分の感じていることを言葉にして伝えていきたい。
私が経絡に敏感なのであるなら、それを伝えることで皆さんの健康維持に役立てていただきたいのです。

感覚を研ぎ澄ませて、ご自身の心と身体の声を聞くことがお好きな方に、ヨガを伝えていきたいとあらためて再認識しました。

アドバンス0・1・2は、ベーシック1・2で行うポーズをマスターしているという前提でご指導します。
骨盤底筋体操や、仙骨股関節矯正体操を体得することは、身体の感覚を研ぎ澄ませるからです。
感覚を鈍らせたまま、激しく動くヴィンヤサや難易度の高いポーズを行うことは、何かのストレス解消になることはあっても、ヨガの目指す境地からは距離が離れていきます。
サトヴィカのヨガクラスでは、身体を動かせば動かしただけ、陰ヨガや手当て療法、シャヴァーサナでゆるめることを前提としています。
動かして引き締めたままで、身体の境界線を失うがごとく大いなる宇宙とつながることができるでしょうか。
感覚を研ぎ澄ませることは、ヨガを深めること。

ハイリー・センシティブ・パーソン=HSPである皆さんは、時に感覚を閉じることを必要としますが、自分の感覚に気付くことは必要なスキルなので、感じすぎることを悲観することはありません。
そして同時に、感じすぎない性質の人たちについて、理解をすることも必要です。

「なぜ私が感じたことが周りの人に理解されないのか」
「なぜあの人は私が嫌な気持ちになるようなことを言うのか」
「なぜあの人は大きな音を立てるのか」

それは
「私」が感じたことを、周りの人が感じていないから
「私」が嫌な気持ちになる言葉は、相手にとっては自分が言われても気にするような内容ではないから
「私」が大きすぎると思う音が、相手にとっては小さな音または聞こえない音であるから

どうしてわかってくれないのか
広場(世間)で吠えても無駄です。理解されずに余計に傷つくだけです。同じような感覚を持っている人は、人口の2割しかいないからです。

だから仲間が必要で、だから私はここで「近座の会」あらため「セルフ・アファメーション(土曜日瞑想広場)」を始めました。

感覚に打たれ弱いことは悪いことではない。ただの事実です。
自分の感覚が敏感すぎることを認め、それを活かすために。
私はここで「何か」を伝え続けたいと思います。

「歩くこと」は、HSPにも非HSPの方にも良いことですね。
ウォーキングとランチのイベント、ご参加ありがとうございました!
詳細はまた後日レポートします♪

加藤香耶