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幸せの青い鳥と滝めぐりの休日 馬場健一

2020/07/27

こんにちは、自然を意識した暮らしを提案するセラピータッチ&自然ガイド担当の馬場です。

7月21日の土用の丑の日には、うなぎを頂きました。
小暑の期間を終え、

地球が7月22日に【二十四節気】大暑を向かえました。たいしょと読み、7月22日~8月6日までの期間をいいます。

一年の中で最も暑くなる時期、青い空に入道雲を見ると気持ちが上がります。

梅雨が明けるまでもう少しのようですが、毎朝、セミが元気よく鳴くようになりましたね。

日中の蒸し暑さはからだにこたえますが、夜になると虫の音が聞こえ、いくぶん涼しさを感じます。

体感的には夏本番ですが、土用を迎え、暦のうえでは秋の流れにも入ってきました。

この夏の養生を心がけ、収穫の秋へと良い流れをつくっていきたいところです。

個人的には、夏の快適な休息のとり方といえば、
冷房のきいたカフェでアイスコーヒーを飲みながら
ゆっくり本を読んだり、
忙しい思考や心の整理をしてみたり・・・

ただ、夏はやはり自然の清流に触れたいなぁと何よりも強く感じます。

そこで久しぶりに自分だけのまる一日のお休みをとることにしました。

今回の休日は、早朝から家を出発し、東京の最西端にある山の奥へと車を走らせました。

このあたりは、町自体が国立公園に位置し、巨樹と清流に恵まれています。

個人的にも、毎月森林セラピーのガイドとして通っています。

そんな場所の中でも個人的に一番元気になれる場所へ今回は向かいました。

独りで気が澄むまでゆっくり過ごす時間があるので、お気に入りの滝場や沢で清流に触れたかったのです。

国道から山道の狭い一本道へと車は進み、舗装が行き届かない箇所もあり、慎重に運転していきます。

現地入口に車がもうすぐで到着するというタイミングで、前方のガードレールの上に青い鳥が止まっている姿が一瞬目に入りました。

都市部では見なれない青い鳥です。これは幸先がよいぞと思いました。

そして、現地到着。沢沿いの立派なオニグルミの木陰に車を止めました。

オニグルミの樹木には、まだ青いですが実がなっていました。秋になると美味しいクルミになります。

毎年、秋には森のガイドをしていていると、サルやリス達の食べた痕の殻をよく目にします。

そして、いよいよ滝巡りスタートです。しかし、歩き始めてすぐ、沢にかかっていた小さな木の橋が(おそらく最近の大雨により水かさが増して)流されていました。

そこで荷物をおろし、大きめの石を探してきて、代わりの石橋を作りました。これで後に来る人も困りません。(早々、片足が濡れてしまいましたが)

橋を渡るとそこは夏の日差しをいっぱいに吸収した木々たちと雨で潤った苔の緑園が美しい風景として広がっていました。

辺りにほのかに漂う柔らかな匂いを感じ、近くのカツラの樹木の落ち葉を手に取り、鼻に近づけてみると季節はずれの甘い香りが脳内深くにまで伝わってきて、一気にリラックスモードのスイッチが入りました。

一つずつゆっくりと五感が深呼吸するように自然との交わりをしていきながら
1つ目の滝へと沢沿いの道を歩きます。(流れる沢の水の音をBGMにして)

この場所は、携帯の電波が届かないため、電話もメールも使えません。自動的に日常生活から離れるには最適な条件がそろっています。

携帯が使用できない状況になって、何だか気が軽くなったように感じるのは、いかに毎日、電気に囲まれた住環境に暮らしているのかの確認にもなりました。

日常とのつながりを一度断ち、五感を通して、大自然と共鳴していく体験により内側から生命力が高まるような感覚が湧いてきます。

さらに2つ目の滝へと散策しながらゆっくりと歩きます。このときは時間を忘れ、自然との一体感を味わえました。

様々な自然の刺激に触れられている感覚は、優しいヒトの手によるマッサージを受けているときの充実感にも似ています。

いよいよ一番のお気に入りの3つ目の滝に向かって山道を下っていると、素敵な鳥の声が聞こえてきました。

足を止め、その声の方へと視線を向けてキョロキョロしていると、枝から移る鳥らしき姿がチラッと見えたその直後、

正面の枝に青い鳥が止まって鳴き始めました。
よく見ると青い鳥、そうです出発前にも出会っていた同じ種類の鳥、幸せを呼ぶと言われているオオルリです。

その美しい姿に感動していると、横を向いていた体をこちらの正面に向け、さらに鳴き続けています。

胸の中がまさに幸せの感覚で満たされました。

その後、3つ目の滝も見ることができました。

道中は、いつでも足を止めれば、緑の葉のカーテンがそよ風に揺れていて、隙間から木漏れ日が溢れています。

心地のよい鳥のさえずり、光輝きながら舞う蝶、
沢の水音、
さわり心地のよい苔に樹皮、
雨上がりの土の匂い、
とにかく自然しかない環境に浸りました。

気がつくと自然と呼吸は深まり、一呼吸一呼吸するごとに全身の細胞がイキイキしてくる感覚があります。

急な山道で疲れたら、いつでも裸足になって沢の冷たい流水の中に足を突っ込んでナチュラルアーシングもできます。

嘘のように体内から疲労が自然へと出ていくように消えてなくなります。

滝巡りの最後は
、沢沿いのカツラの木陰で気が澄むまでのんびりと休息をとりました。

すっかり心も身体もスッキリ、生命エネルギー満タンになりました。

自然の場に身を置き、五感を通して、自然の生命秩序の場と共鳴する。

これが自分にとっての最高の幸せ体験です。

また、いつもの日常生活の場に戻り、今自分にできる
ことで社会活動をしていきたいと思います。

馬場健一