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人生の方向音痴は克服できる 加藤香耶

2018/06/29

梅雨が明けたのですね。
まさか6月に明けるとは思わず、今日はお休み!雨の森に行くぞーとわくわくしながら出かけたのですが、快晴でした!
それはそれで木漏れ日が美しくて沢の水もキラキラ輝いて最高でした。

行き帰りの車で、つくづく私は方向音痴なんだよなあと…としんみりしていました。
助手席専門ではなく自分で運転するのですが、なにしろ本当に方向音痴、何度も通った道も憶えられないのです。

あっちだよ、こっちだよとナビをしてもらって、言われるがままに運転するのが楽。

「まるで、かつての私の人生のようだ」と急に思ったのでした。

自分の車(身体)は自分で行き先を決めて(生き方)運転(コントロール)するものなのだとしたら、私はやりたいこともなりたいものも、なくって、学生時代は進路や就職先をどうやって決めたら良いのかわからないまま…
三者面談や就職指導室なんかもあったので、なんとなく誰かが導いてくれたりして、しかもなんとなくうまくいっていたので困ることも無く、ただ、何がしたいのかわからないそのまま。

結局自分の意思で行き先を決めていないので、すぐに道に迷う。
あなたがこっちだよ、って言ったんじゃない。だから道を間違えたのは私のせいではない。でも、どこにいるかわからないくらい道に迷ってしまった。
この先どうしたらいいの?次はどこに進んだらいいのか、教えて。

そう思っているつもりもなかった、でもそうやって全部人に決めてもらって人のせいにして生きていたのだと、今になってわかります。
わけがわからなくなって、もう行き先がわからないまま運転するの面倒だし、いっそ自分の車をぶつけて壊してみようかと自暴自棄になったこともあります。

ただ、数年前に急に「ヨガをやってみたい」と思ったのは、誰の勧めでもなかったような気がします。
あらゆるクリニックをはしごして、薬で命をつなぎとめていたような頃、このままでは私の心身はあと数年も持たないのではないか?
あちこちのクリニックで不定愁訴と言われて、なにも解決しないし薬が減らない(それについては数年後に、病名が判明しました)。
出かけることもままならない身体では何もできない。
何をどうすればいいのか?自分にできることはなにか?家にいてできること…ヨガなんて、どうだろう?

ヨガ=ポーズだと思っていたので初めはDVDを買ったり近所のスタジオに行ってみたり。
これ好きだな、仕事になったらいいなと思ったのはだいぶ後ですが、それも大まかな行き先だけ見えている状態で、道案内は他人任せでした。
ヨガを始めて、心も身体も元気になってきたから続けたいけど、この先どうやって続けたらいいの?
行き先を決めてくれる先生を見つけて(今思えば先生はそういうつもりではなかったのかもしれず、私は困った弟子だったと思います)頑張ってついていって、偶然のようなきっかけでスタジオもオープンしました。

流れに乗ってうまくいっているように思えたのだけれど、私はどこに向かっていきたいんだろう?自分のスタジオのことは自分で考えないとにっちもさっちもいかないとなって、運転だけするからだれか案内して~と言っている場合ではないことに気付かされました。

そしてこれまで、代わりに進路を示してくれていた人たちから離れなければならないときがやって来て、それはそれはとっても怖かったし嫌だった。
だけど、自分の本心に向き合わざるを得ないその状況が、何も決められない私を大きく変えました。
人にどう見られるか、人に何を求められているのか?ではなく、自分はどうしたいのか、どう思っているのか?
自分で行き先を決めて、運転する。自分を取り戻す作業が始まりました。

変わっていく過程で嫌だと思うこともたくさんあったし、言われるがまま運転してる方が楽だったのにと思ってまたそちらに戻ろうとしてみたりもしました。
しかし、そんな過去を隠したりなかったことにするよりも、同じような思いをしている方や、人生の進路に迷っている方と共感しあい、そんな時にヨガがどう役に立つのかと言うことを伝えたいという想いが日に日に増しています。

アーサナ(ポーズ)は、ヨガの大切な一部です。
だから、ヨガはポーズのこともさします。
しかし、ヨガは、ポーズのことだけをさすわけではありません。
古代インドの賢者たちが残してくれた、健やかに生きるための智慧です。

心の痛みは、私たちの生きている証。

ヨガ哲学入門
7/8(日)スタート 全3回 13:00-16:00
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ピン!と来たらぜひいらしてください。

加藤香耶