ゴールデンウィーク中に2回、日帰りで奥秩父へ。
いつかのサトヴィカの屋外クラスでも会いに行ったカツラの巨樹、元気そう。
父がこの地に別荘を買ったのは30年以上前。
その頃の父とほぼ同い年になって未だここに通い続ける私は、バーベキューをするでもなく、焚き火をするでもなく、当時の父と同じように渓流でぼんやり過ごしたり部屋で音楽を聴いたりしている。血は争えない。
車でどこへでも1人で行ける。渓流に1人で何時間もいられる。
クマや変質者が出たら終わりだなと思うこともあるけれども、その時はその時だ。
大自然に包まれると、妙に肝が座る。
人間は自然の一部であるという東洋の思想に対して、なにか腑に落ちる感覚がある。
渓流に手を浸す。
禊という言葉が浮かんでは消える。
こんな場所に永住できたらいいなと思うこともあるけれども、にぎやかな川崎の街の一部でありたいとも思う。
私はわがままで贅沢だ。
解脱なんてなんのことやら。
でも、解脱=ヨガについて学び続けているこの10年ののことを誇りにも思うから、私なりに正しくヨガを伝え続けるために川崎の街にいようと思ったり、する。