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SATTViCA ブログ

なぜ経絡リンパケアなのか kaya

私が、ヨガは単なる体操ではないと言い続けて8年。

では、ヨガとはなんですか?と問われれば、プラーナ(気)の活性により、人生を豊かにするもの、であります。
体操も大切な要素のひとつですよ。だけど、それだけではありません。

プラナヤマ(呼吸法)をしなければ、単なる体操でさえなく、危険を伴うこともある。
たかが呼吸、されど呼吸。呼吸と呼吸法(プラナヤマ)は別物でありますよ。

 

そしてプラナは、ナディを通っているものです。
これを中医学に置き換えれば、「気は、経絡を通っているものです」ということになります。
経絡(けいらく)という言葉はさほど知られていないかもしれないけれども、「ツボ」はご存知の方が多いはず。
ツボ押し療法のツボです。
ツボは、経絡上にあり「外部からの刺激に敏感に反応する点」です。

足首を押すと、下腹部に響く。
くるぶしの近くを押すと、腰に響く。
私はそれに10代の頃から気づいていましたが、それが誰しも体感している感覚ではないということを知ったのは30歳を過ぎてからのことでした。
私の感じているのがもしかしたら経絡であり、ツボであり、それが内臓に関係しているということを教えてくれたのは、長年お世話になっている治療家でもあり、サトヴィカではセラピー・タッチ担当の馬場先生。

その後偶然「静のヨガ」である陰ヨガに出会い、アメリカ人の陰ヨガ講師サラ・パワーズ先生のテキストをきっかけに、陰ヨガの源流とされる本山式経絡体操にどっぷりハマることになります。
それは2017年のこと。故・本山博先生の秘書であった倉谷先生を追いかけて、本山式経絡体操のなんたるかを2年学びました。
陰ヨガは経絡ヨガなのだと、そしてそれはアサナ瞑想であるのだと知り、夢中で勉強しました。
私が何十年も身体で感じていたことが、数千年の歴史がある中医学のテキストに書いてある!鍼灸師になれば良かった~!今からは無理~!なら陰ヨガ講師になる~!
そんな感じです(ざっくりまとめる)。

筋肉と筋膜、経絡は大きく関係している。
陰ヨガはただ楽なヨガというわけではなく、経絡を感じて整えてもらいたい。
もっとたくさんの人の身体に触れて、共感の時間を過ごしたい。

様々な思いがあふれ始めた矢先、新型肺炎の蔓延によりスタジオクラスは休業を余儀なくされました。
画面越しにでも皆さんに会えるのは心の底から嬉しかったのです。だけど、これだけでは私は持たない。
インターネットによる「つながり」もありがたい、だけど直接皆さんに触れられないことには、これがずっと続けばニセの「つながり(ヨガ)」になってしまう。

そんな私の思いは「三密」というワードに踏みにじられます。
密閉密集密接を避けなさい、人から離れて、触れないで、むしろ人と会わないで。合う人数を2割に減らして。

ヨガ(つながり)の真逆が良しとされる。このままでは社会が、人が壊れていく。
いろいろな思いが交錯し、今こそヨガインストラクターである私は人に触れないと、でもどうやって?施術を習おうと思っていたでしょう?
3月に問い合わせてから、外出禁止令が出たことを理由に予約のキャンセルをしてしまったサロンに、自粛が明けてから再度連絡し、「経絡リンパケア」を習い始めました。オイルを使った、ボディケアです。

サトヴィカでは、ケイシー療法で有名な、波動の高いキャリアオイル「ひまし油(カスターオイル)」と、アーユルヴェーダの施術で使われる「セサミオイル」のブレンドオイルを使い、全身のリンパを刺激します。ツボ刺激効果をくわえて、経絡の状態から内臓の状態を読み取ります。
経絡は、エネルギーのバロメーターであるチャクラとも対応しているので、各チャクラの状態と対策もお伝えできればと思っています!

ここ数日、モニターを引き受けてくださった皆さんに来ていただいて、練習に励んでいます。
たくさんの方と直接の交流をすることは私の生きがいでもあります。
原点は、私が陰ヨガ講師であるということ。陰ヨガ講師であるということは、陽ヨガの講師でもあるということ(陽ヨガを知らずして陰ヨガを指導している先生を、私は知りません)。

ヨガと、ボディケア。
これからの楽しみです。

kaya