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筋力は生きる力 加藤香耶

CHILLで活動中のリメイクブランド”BATON”始動から半年と少し。
ターバンとエコバッグの展示販売を行いました。
ライブソーイングと称して、その場で縫います、というイベントも。
1回目のそれは、ターバンを4つ製作。
2回目は、お着物をスカートにリメイクというなかなかの難題。

 

私の母校のファッションスクールでは、卒業式でもお着物や袴は禁止。
れっきとした「洋服」の専門学校でした。
(卒業制作で、着物ドレス=上が着物、下がドレス を作ったクラスメイトは勇敢だったと思う)

 

着物の作りがまったくわからないのと、生地が専門分野外の化繊であることから1度はお断りするも…
化繊と言ってもハリのある縫いやすい生地なのでなんとななるかもしれないなと眺めるうちに、やってみましょうと。
丁寧に手縫いで縫われた衿を剥いで、ウェストベルトに。残った布はターバンに。
集中すること数時間。

できあがりの気になる方は、後日BATONのインスタグラムでご覧ください!

なんで忙しいのにそんなことやるの?と言われることも多々。
多くの人が、裁縫=嫌いなことであるから、「なんで」につながるのだと思いますが…
忙しくてもやりたいほど好きなことって、ありませんか。
私にとって縫い物は、時間さえあればいくらでもやっていたいこと。
時間がないから、お金の無駄だから(洋服1着作るだけの生地は、数千円するものです)、そんな風に言い訳をしてやらずに過ごしてきた。
だけど、持ち込まれた生地をリメイクするのはどう。想いをつなぐリメイクブランドをやろうよ。
そんな話が降って来た時には、ふたつ返事で引き受けました。

 

ヨガのトレーニングを受けていた頃に、自分の先祖の素性とこれまでの生い立ちを探るというワークがありました。
祖母が呉服屋の娘で和裁が得意、父方の先祖や親族は医者と教員が多く、母方も教員が多い。
医療と教育。ヨガティーチャーはそれとは違うかな、だけど形を変えたそれなのかもしれないなと思いながら
「私のキャリアの中で、”洋裁”がもっとも意味がわからない。仕事にも趣味にもなってない。」とぼやいていたところ
ヨガの先生が「これから何かあるんじゃないの」と。

 

意外な形で「何か」がありました。
BATONは仕事としては小規模でも、このコロナ禍において、それがなかったら私の気持ちは果たして持っただろうか、とか
考えたってわからないけど。

 

ヨガの講師として出入りしてた私が、いつの間にかここでミシンを踏んでた。
人生ってわからないものです。

 

そもそも
ヨガ講師である私にヨガではないお仕事を依頼してくれる人って、今までいませんでした。
事務が得意だから手伝いますよ。そんな風に手をあげて、街のイベントでPC担当をしてきた経緯はあるけれど

 

リメイクブランドやろうよ!結婚式の仕事手伝ってくれる?ホームページ直してほしい!ラウンジのスタッフやらない?
この1年以内にいろいろな仕事をいただきました。
そんなのやったことない!やり方がわからない!って、思ったこともあるけど、たぶん、はじめの半年はそれを一切口に出さなかったと思う。
わからなくても、やれるだけやりたかったし、楽しかった。
なのに気づいたら最近の私は「それはやったことない」「そんなのわからない」って言いそうになっていた。
新しいことに挑み続けて走り回り、そろそろ落ち着いてもいいでしょ?と思ったのかもしれない。

 

だけどその言葉が出かかった瞬間に「なにサボってるんだよ」と自分に思ったのでした。
なにごともサボったって良いし、逃げても良いと思うけれど、その時の私のそれは少し違って
「そのままの自分で良い」というなんだかヨガっぽい言葉を、都合よく解釈するのは違うなと思いました。

 

やらなければいけないことをやらない自分をOKとするのがヨガではない。
やらなければいけないことは、やはりやらなければいけないのだ。
ヨガの経典バガヴァッドギータ―が何を言っていたのか今さらながら理解する。

 

肥満でメタボで成人病予備軍でも、自分さえ良ければそのままの自分でOK!ではありません。
家族のため社会のため、そしてなにより自分のために、病気にならない努力はしましょう。

 

12年前に切迫早産で入院、筋肉をゆるめる点滴を2ヶ月打たれ続け、あらゆる筋力を失ってから精神バランスを崩して肉体も完全に病気になった。
つくづく思うのは、筋力は生きる力であるということですね。
筋力が少ないから生命力が弱いとかそんな話ではなくて、それに重きをおけるかどうか、ということです。
筋肉や筋力を軽視しないように。
元来運動嫌いの私は、ヨガの練習を日に1時間くらいが限界ですが、日によっては練習やりたくないなと思っても、大抵の場合はその気持ちを尊重しません。
それは身体の本当の声ではないとわかるから、です。
筋力は生きる力。

 

陰ヨガは筋力を失うヨガです。
本来、アシュタンガヨガなどで筋肉をしかっりつけて、1周した人がたどりつくヨガ。
サトヴィカではアシュタンガをやっていませんので(アドバンスにはやや取り入れてます)そこまで条件にはしませんけれども、陽のヨガとバランス良く受けるのが前提です。
また、陽のヨガも瞑想と合わせて行うのが前提です。陰ヨガを瞑想ととらえても良いでしょう。

 

日々の瞑想や陰ヨガを行わず陽のヨガのクラスをただの発散に使ってしまえば
お蕎麦屋さんに毎週通って、毎回白米だけたべて帰るみたいな感じ(雑なたとえですが…)
栄養にはならなくないけど偏りがすごいし、行動が妙…
反対に陽のヨガを行わず陰ヨガだけを実践し続けるのは、お蕎麦屋さんんで蕎麦を食べずに蕎麦湯ください!と
それをすすってわかったような気持になっている感じ(さらに雑なたとえ…)。
お腹はすいたままだし、そりゃ蕎麦湯はうまいけど、その前に蕎麦食べないとなんか完結しなくない?みたいの。

 

伝わるか伝わるかはわからないけど、思ったままを。

 

暑い日が続いていますね。例年、なぜかヨガが流行る季節です。
今は定員が少ないので、木曜午後と日曜朝のご予約はお早めに~

 

 

香耶